~2014年1月19日のブログ記事より抜粋~

 

体幹トレーニングのその前に・・・

 

1.体幹トレーニングは体がかたまる??

今回は、ストリートダンサーたちのコンディショニング、基礎トレーニングの中で、

 

“体幹トレーニング”

 

について。

 

どんな不安定な状態でも、また急激な変化にもバランスと力強さをキープできる様にと、この体幹部のトレーニングに取り組んでいるダンサーは多いと思われます。

 

他のプロフェッショナル・スポーツの選手らも取り組んでおりますし、有効であることは証明済みですね。

 

もちろん、それは正解ではありますが、その体幹トレーニングの前に、やってみて欲しいことがあります。


ある程度の動きを伴う、動的な体幹トレーニングもありますが、基本的には

 

“静的なトレーニング”

 

ですので、結果的に“体を固める”と言う要素が強くなります。

 

 

すると、普段、フルに動かしていない部分、つまり

 

“固まりやすい部分”

 

イコール、

 

“疲労がたまりやすい部分”

 

がさらに硬くなることがあります。

 

それを予防するために、体幹トレーニングの前に、充分に体幹部を伸び伸びとストレッチして下さい。

 

もちろん、体幹トレーニングが終わった後も同じですね。

 

 

2、体幹部の基本の動きは3方向

体幹部の動きは基本的に、

 

1、前後に倒す

 

2、左右に捻る

 

3、横に倒す

 

の3つです。

 

これらの複合動作で、普段の動き、ダンスの動きも成り立っています。

 

ですから、充分なストレッチとは、以上の3つをしっかり行えば結構です。

 

前に曲げたり後ろに反らしたり、左右に体をねじったり、左右にしっかりと側屈したりすることが基本です。

 

 

3、アイソレーションを応用したエクササイズ

して、さらに大事なのは、

 

“体幹部のパーツのつなぎ目”

 

をしっかりと伸ばすこと。

 

 

その体幹部のパーツのつなぎ目とは、

 

・肩甲骨のまわり、

 

・胸とお腹の境目(肋骨の一番下のライン、横隔膜)

 

・骨盤と背骨の腰のところの境目

 

と言った部分です。

 

 

これらを最大可動域の範囲で動かすポイントは、

 

“大きくゆったりとアイソレをする”

 

と言うことを応用して動かしてみて下さい。

 

 

この際の注意点として、アイソレはパーツごとにその部分だけを動かす様に、固定的に行いますが、コンディショニングのエクササイズとして行うならば、

 

“体幹部を柔らかく、連動させる様に”

 

行って下さい。

 

胴体を柔らかく維持することは、スキルの向上にも必要ですが、腰痛や背中の痛み、寝違え、その他の腕や脚の怪我やスポーツ障害などを防ぐ基礎となります。

 

是非、やってみて下さい。